自分が自分であることを
祝福されなかった。
つかみどころのない不安と、
いつも一緒に生きてきた。
生きづらさを抱えている人たちが
内なる愛着障害に気づき、
セルフケアで治していく時代の到来。
満たされない心を満たすのに
手遅れはありません。
愛着障害もまた
治る時代になりました。
発達障害も愛着障害も障害という名前がついていますが、実は障害ではありません。
両方ともがスペクトラムであり、発達の欠けであって、治るものなのです。
愛着障害は治りますか?
自分らしさの発達を促す
愛甲修子 著
2,000円+税
――目次――
まえがき
巻頭マンガ
第一部 愛着障害を知る
愛着障害が治るようになってきた理由
「いつ背負った愛着障害か」のアセスメントが「治る」につながる
愛着障害を治すと、様々な生きづらさがなくなっていく
愛着障害はどうとらえられてきたか
愛着障害は、誰のせいでもない
愛着障害が示す「症状」
根っこに愛着の問題があるかもしれない諸症状・年齢別にどう現れるか
乳幼児期の場合
学童期の場合
青年期・成人期の場合
愛着障害は、二次障害ととらえないほうがいい
第二部 愛着関係を立て直す
胎児期の愛着障害の発見
愛着関係の発達ピラミッド
愛着関係の発達を保障する
愛着関係の発達をたどり直す
愛甲メモ よくなった例1 登校渋り
愛甲メモ よくなった例2 家庭内暴力
愛甲メモ よくなった例3 自傷行為
愛着障害をわかってもらうことの難しさ
愛着障害と「ありえない恐怖感」
「言葉以前」のアプローチが効果的
胎児性の不安を取るためのアプローチを考案してみる
胎内環境
遊びによる発達のピラミッド
遊戯療法の成否を決めるもの
「言葉」によるアプローチの必要性
第二部 発達の余地を作る 発達とは「分化」である
身体アプローチは「無意識を育てる」
脳の三つの役割
感覚統合的アプローチを超えるものの必要性
固有受容感覚と触覚
赤ちゃんの生き残り機能としての原始反射
第三部 愛着障害に手遅れはない
大人の愛着障害を治してほしいわけ
愛着障害と発達障害の区別
「胎児性の愛着障害」という考え方がシンプルな乗り越え方に導く
「思春期のもがき」は自己治療である
対象に支配されなくなると治療は完成する
どのような治療法があるか
愛着障害を治すための芋づるの端っこ
現代ではなぜ愛着障害が問題となるのか?
第四部 なぜ愛着障害を治すべきか これからの時代を生きるために
「愛着障害が当たり前だった時代」の終わり
授かりもの
あとがき
こういう本を読んできました